ご挨拶
社長挨拶
当社は、戦地から引き揚げてきた祖父の大桐春松が、太平洋戦争のさなか、板金職人として創業しました。職人気質の祖父は、「商売は牛の涎のごとく細く長く、儲け過ぎず、儲けなさすぎず、辛抱強くするともの」と、私が幼い頃に教えてくれました。子供の頃は、牛小屋のある農家生まれの祖父ならではの表現と思っていましたが、江戸時代中期には、上方商人の間では「商売は牛の涎」という表現がされていたようです。また、２代目の父は、祖父から事業を引き継いだ父は、「会社の繁栄は信頼と和である」を理念に、第二創業として、血液保管機器事業、防爆機器事業を立ち上げ、下請主体の事業体制から脱却し、メーカーの地位を確立しました。創業者、第二創業者の思いは、現在では、持続可能な開発目標（SGDｓ）やステークホルダーマネジメントに通じていると考えています。私は学生時代の夢は「世界で活躍するエンジニアになる」でした。夢の実現、社業の発展のために、当社の製品の海外展開を進め、官民連携事業等を活用し、東南アジア、中央アジアの血液事業の発展に貢献してきました。
近年では変化が激しく、将来予測が困難なVUCAの時代とも言われていますが、私はビジネス環境において安泰な時期はなく、いつの時代も課題を解決し、改善し、前進してきたと思います。時代・現場のニーズを取り入れ、ステークホルダーとの信頼を構築し、牛の涎のごとく、細く長い企業基盤を築きます。
経営理念
商売は牛の涎のごとく細く長く。
会社の繁栄は信頼と和である。
存在意義・パーパス
社会基盤の安心・安全に貢献する。
当社は、冷温技術を礎に、日本国内のみならず、人々の生活の「安心・安全」を支える産業用機器、医療用機器、防爆機器、水処理試験器、受託試験等の製品・サービスを提供し、血液事業・労働安全を支え、水環境を守り、社会基盤の安心・安全に貢献します。
品質方針
品質は会社の命である。
お客様第一主義で敏速に行動する。
法令・規制要求事項を満たし、品質マネジメントシステムの有効性を維持し、さらなる顧客満足の向上を目指し、製品・サービス・社内体制の継続的な改善に取り組む。受託試験においては、公平、公正、中立に実施し、信頼性の高いデータを提供するために、良好な専門職業務、施設、設備及び試験環境を適正な状態に維持し、一貫性のあるサービスを提供する。試験品質を守り、顧客満足の向上を目指して、各々が受け持つプロセスの重要性を認識し、品質マネジメントシステムの有効性の継続的な改善に取り組みます。
行動指針
信頼させる仕事をする。
仕事は信頼の積み重ねと考えています。企業として、社会から、お客様・お取引先様から、個人として、上司・部下・同僚から信頼される仕事をすると、さらに大きな仕事・重要な仕事を任せられ、会社、個人の成長につながります。製品・サービスの提供を通じて、信頼を積み重ね、継続的に事業を発展させます。
公平性に対するコミットメント
我々は試験業務において、公平で透明度の高い試験サービスを提供することを重要な使命として認識しています。
そのため、我々はISO/IEC17025「試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項」に準拠した、公平性確保のメカニズムを保持します。これによって公平性に影響を及ぼすリスクを管理し、客観性のある試験業務活動を確実に行います。また、公平性を損なういかなる圧力を容認しません。
